3月11日

今日は独り言（長文）です。

この話題に触れないわけにはいきません。

3年前の今日、みなさんはどこで何をしていましたか？

あの瞬間を、私は鮮明に覚えています。

小学生のころに訓練で体験したよりも、数字的には小さい揺れ。

にも関わらず、とっさに棚を押さえ、

揺れが止まるのをひたすら待つことしか出来ませんでした。

幾度となく襲う揺れと、テレビに映された想像を絶する光景に、

恐怖しか感じていませんでした。

これからどうなるんだろう…

漠然とした不安に駆られ、一睡も出来ずに朝を迎えました。

被害に遭われた方々は、

もっと大きな不安を、今も持ち続けていると思います。

震災があった年の10月、復興旅行で仙台に行きました。

市街地はほとんど元通りになっているようでしたが、

車で数十分移動し、塩釜市や名取市、石巻市に行くと、

目を覆いたくなるような光景が広がり、しばらくの間なにも出来ませんでした。

マリンゲート塩釜でお話を聞かせてくれた従業員の女性の方は、

つらい顔一つ見せず、時折笑顔を見せながら接してくれました。

『立ち止まってなんかいられない』

そんな強い気持ちが伝わってきました。

昨年の夏には取材で8日間東北に滞在しました。

その中で1日だけ、被害が特に大きかった陸前高田市に行くことが出来ました。

途中までは山道でしたが、視界が開けると一面の更地と土煙。

大型の工事車両が激しく行き交っていました。

あの日から3年。

残念ながら、既に風化しつつあると感じていますが、

復旧・復興へはまだまだ道半ばです。

引き続き支援を続けたいと思います。

現地に行かなくても、東北産の物を買うだけでもいい。

一人ひとりが出来ることを。